音楽文化系コース案内
教育学部 第四類(生涯活動教育系)音楽文化系コースについて※
今日の音楽文化は、クラシック音楽、ポピュラー音楽、日本音楽、民族音楽などきわめて多様であり、私たちの社会にはさまざまな音楽があふれています。また、音楽の教育的分野も、学校教育や社会教育、生涯教育、療育、福祉など、多方面へ広がりを見せています。
本コースでは、学生個々人の目的にあった、さまざまな授業を開講しています。個人・グループレッスンによる専門の演奏実技(ピアノ、声楽、管弦打楽器、作曲、指揮法など)、多彩なアンサンブル実習(オーケストラ、合唱、オペラ実習、吹奏楽など)も取り入れています。また、学校教育にとどまらず、生涯学習をも視野に入れた音楽教育学の講義・演習、西洋音楽から、日本音楽および、民族音楽まで世界の音楽を扱う音楽学の講義・演習(2017年度現在)など、演奏家、教員、研究者養成に至るまでの幅広い需要に対応できる多彩なプログラムを実施しています。
また、博士課程前期・後期への進学、大学教員、中学・高等学校教員、一般就職への道が開かれています。
教育学研究科 生涯活動教育学専攻 音楽文化教育学専修(博士課程前期)について※
生涯にわたる自己実現に必須の音楽文化の活動の意義や内容の研究を基盤に、生涯活動を豊かにするための教育・学習方法、教育課程などの開発、改善について研究します。
教育学研究科 文化教育開発専攻 音楽文化教育学分野(博士課程後期)について※
文化科学の発展と人間の自己実現の視点から、児童から老年までの生涯学習の機軸となる科学、言語、生涯活動にかかわる教育・学習の意義や方法・内容開発について先端的研究を展開し、高度な専門的職業人・研究者を養成します。
※「広島大学で何が学べるか2013」大学案内より抜粋
音楽文化系コース授業科目
【令和3年度 教育学部 音楽文化系コース 授業科目】
(1年次)- 鍵盤楽器基礎研究Ⅰ・Ⅱ(濵本)
- 声楽基礎研究Ⅰ・Ⅱ(枝川、大野内)
- 器楽基礎研究Ⅰ・Ⅱ(高旗)
- 作曲基礎研究Ⅰ・Ⅱ(徳永)
- ソルフェージュⅠ・Ⅱ(高旗)
- 生涯活動教育論(類共通科目)
- 音楽教育学概論(大野内)
- 音楽文化(音楽科)カリキュラムデザイン論(伊藤)
- 音楽文化教育研究法(伊藤・大野内・高旗・徳永)
- 音楽文化教育史(大野内)
- 音楽科授業論(大野内)
- 音楽科実践論(大野内)
- 音楽教育方法・評価論(伊藤)
- 音楽教育教材構成論(伊藤)
- 教職実践演習(音楽文化教育学講座全教員)
- 西洋音楽史(徳永)
- 日本音楽概論(伊藤)
- 中等音楽科教育法(日本音楽・民族音楽)(伊藤)
- 声楽1・2(枝川・大野内)
- 声楽3~6(枝川)
- オペラ実習Ⅰ~Ⅳ(枝川・大野内)
- 合唱Ⅰ〜Ⅵ(枝川・大野内)
- ピアノ1~6(濵本)
- 弦楽器(ヴァイオリン・ヴィオラ)1~6(高旗)
- 作曲1~6(徳永)
- 指揮法(林)
- 管弦打楽器(チェロ)Ⅰ~Ⅵ(森)
- 管弦打楽器(コントラバス)Ⅰ~Ⅵ(徳原)
- 管弦打楽器(フルート)Ⅰ~Ⅵ(岡本)
- 管弦打楽器(オーボエ)Ⅰ~Ⅵ(下田)
- 管弦打楽器(クラリネット)Ⅰ~Ⅵ(三浦)
- 管弦打楽器(サキソフォン)Ⅰ~Ⅵ(上田)
- 管弦打楽器(ホルン、金管)Ⅰ~Ⅵ(河原)
- 管弦打楽器(トロンボーン、金管)Ⅰ~Ⅵ(小林)
- 管弦打楽器(打楽器)Ⅰ~Ⅵ(小川)
- アンサンブルAⅠ~Ⅵ(オーケストラ・高旗)
- アンサンブルBⅠ~Ⅵ(吹奏楽・林)
- コンサート・マネージメント(定期演奏会企画/運営・講座全専任教員)
- 卒業論文(講座全専任教員)
※上記の専門教育科目のほかに、教養教育科目、教員免許状取得のための教育実習関連科目があります。
【平成29年度 教育学研究科 音楽文化教育学専修(博士課程前期)授業科目(括弧内は担当教員)】
- 音楽教育学特講Ⅰ(伊藤)
- 音楽文化教育学特講(音楽教育学)Ⅱ(吉富)
- 音楽教育学演習Ⅰ(伊藤)
- 音楽文化教育学演習(音楽教育学)Ⅱ(吉富)
- 音楽文化教育学特別研究(音楽教育学)Ⅱ(三村)
- 音楽文化教育学特講(作曲)(徳永)
- 音楽文化教育学演習(作曲)(徳永)
- 音楽文化教育学特別研究(作曲)(徳永)
- 音楽文化教育学特講(器楽)Ⅰ(濵本)
- 音楽文化教育学特講(器楽)Ⅱ(高旗)
- 音楽文化教育学演習(器楽)Ⅰ(濵本)
- 音楽文化教育学演習(器楽)Ⅱ(高旗)
- 音楽文化教育学特別研究(器楽)Ⅰ(濵本)
- 音楽文化教育学特別研究(器楽)Ⅱ(高旗)
- 音楽文化教育学特講(声楽)(枝川)
- 音楽文化教育学演習(声楽)(枝川)
- 声楽実践研究(枝川)
- 音楽文化教育学特別研究(声楽)(枝川)
【令和2年度 教育学研究科 音楽文化教育学分野(博士課程後期)授業科目】
- 教科教育学講究(音楽文化教育学領域)(講座全専任教員)
- 教科教育学特別研究(音楽文化教育学領域)(講座全専任教員)
- 教職教授学講究
- 教職授業プラクティカムⅠ(大野内)
- 教職授業プラクティカムⅡ(大野内)
取得可能な免許
教育学部音楽文化系コースで取得可能な免許・資格
- 中学校教諭一種免許状(音楽)
- 高等学校教諭一種免許状(音楽)
所要の単位を修得すれば、他のコースで取得できる免許状を取得することができます(初等教育教員養成コースは人数制限があります。特別支援教育教員養成コースは除きます。他のコースも、一定の制限がある場合があります)。その他、学校図書司書教諭、社会教育主事、社会調査士となる資格および学芸員となる資格などが取得できます。
大学院教育学研究科音楽文化教育学専修で取得可能な免許
- 中学校教諭専修免許状(音楽)
- 高等学校教諭専修免許状(音楽)
学生の声
【2017年度博士課程前期入学生:山本千恵】
本専修では、多様な専門分野からの学びを通して、音楽教育についての理解を深めています。また、学生は意欲的に演奏活動や研究活動を行っています。目に見えない音楽への探求に、終わりはありません。演奏も研究も試行錯誤の繰り返しです。しかし、"音楽と共に生きる"日々は限りなく贅沢に感じます。

【2015年度学部入学生:酒田裕樹】
教育学部生として教育や音楽教育について学ぶことはもちろん、定期演奏会や室内楽演奏会などの機会の充実、また副科としてオーケストラで弦楽器を弾くなど、音楽の視野を大きく広げることができます。こうした経験を通して、自身の音楽活動を充実させ、より一層音楽を教えることに対する興味や、やりがいに繋げることができます。

所有楽器(平成23年6月現在)
鍵盤楽器 | フルコンサート2台、グランドピアノ27台(スタインウェイを含む)、アップライトピアノ20台、電子オルガン2台、チェレスタ1台、チェンバロ1台、電子チェンバロ1台 |
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オーケストラ用楽器 | ハープ2台を含む4管編成の管・弦・打楽器 |
古楽器 | ポジティフオルガン2台、スピネット2台、ビオラ・ダ・ガンバ2挺、フラウト・トラヴェルソ、リコーダー各種 |
和楽器 | 箏25面、十七絃1面、三味線1挺 |
民族楽器 | シタール8台、タブラ・バーヤ2組、ジャワ・ガムラン一式、二胡12台、、古箏1面 |
教育楽器 | オルフ楽器1式、ギター30台、キーボード37台 |