音楽文化系コースの概要 

今日の音楽文化は、クラッシック音楽、ポピュラー音楽、日本音楽、民族音楽など極めて多様であり、私たちの社会にはさまざまな音楽があふれています。音楽の教育的分野も、学校教育や社会教育、生涯教育、療育、福祉など多方面へ広がりを見せています。 

音楽文化系コースでは、学生一人ひとりの目的に合った、多彩な授業を開講しています。個人・グループレッスンによる専門の演奏実技(ピアノ、声楽、管弦打楽器、作曲、指揮法など)やアンサンブル実習(合唱、オペラ実習、吹奏楽、オーケストラなど)があります。また、学校教育にとどまらず、生涯学習をも視野に入れた音楽教育学の講義・演習、西洋音楽および日本音楽を扱う講義・演習など、演奏家、教員、研究者養成に対応できるプログラムを実施しています。 

卒業後は、大学院への進学、大学教員、中・高等学校教員、民間企業への就職などの道が開かれているほか、海外への留学や、演奏家などより専門的な進路への挑戦もできます。 

歴史 

 昭和24年、設置当初の教育学部には、安浦分校(後に福山分校)・東雲分校・三原分校が置かれていました。 

安浦分校に設置された教育学部音楽教育学専修は、広島女子高等師範学校の体育専修課程の中の音楽教科を母体とし、全国で唯一の音楽科の高等学校教員養成課程として、歴史を刻んできました。また昭和44年以降、約17年かけて博士課程前期・後期が設置されました。 

東雲分校に設置された学校教育学部中学校教員養成課程(音楽)は、広島師範学校を母体とし、数多くの中学校音楽科教員の養成を行ってきました。 

平成12年には、教育学部と学校教育学部との統合により、新教育学部が発足し、音楽文化系コースが誕生しました。広島大学大学院人間社会科学研究科 音楽文化教育学領域・教育学部音楽文化系コースは、教育学部音楽教育学専修と学校教育学部中学校教員養成課程(音楽)との統合により、新しい社会的ニーズに対応することを目指しています。 

特色

音楽文化系コースは、以下の特色をもっています。

1. 入学定員が多い

音楽文化系コースでは、教員養成系の他大学と比べ、入学定員を多く設定しています。1学年20名という人数のおかげで、合唱、吹奏楽、オーケストラでは大きなアンサンブル編成をすることができます。また、音楽に対して様々な志向をもつ仲間が集まっているので、多様な価値観に触れることができます。

2. オーケストラを構成する各楽器の指導が受けられる

声楽、ピアノ、ヴァイオリン、作曲、音楽教育学の専任教員の他に、各楽器の客員教員(チェロ・コントラバス・フルート・オーボエ・クラリネット・サクソフォーン・ホルン・トランペット・トロンボーン・打楽器)をお招きし、授業を開講しています。したがって、学生の皆さんは主たる種目(楽器)のレッスンを受けることができます。教員養成系の他大学と比べて、開講されている授業における楽器の種類が多いことが特色です。

3. 大学院 博士課程前期・後期を有している

学部から博士課程前期・後期まで繋がっており、大学院へ進学することにより、さらに高度な学びを得ることができます。博士課程前期では、音楽教育学、作曲(音楽理論)、作曲(実技)、器楽(実技)、声楽(実技)のうちから入学後に専攻する領域の科目を1科目選択して受験することができます。